古い紙幣で高価買取される種類とは?高く売るためのコツと特徴とは?


  • コレクター人気が高い旧紙幣を紹介

    2024年7月、新紙幣の発行が始まった事で今後旧紙幣の価値が変動する可能性があります。

    旧紙幣とは江戸時代や明治時代に発行されたお札の事であり、今でも使える種類もあれば、ほとんど現存していないプレミア価格がついている種類も存在するのです。

    この記事では古い紙幣の代表的な種類のほか、高く売れるもの、そして高価買取のコツをご紹介します。


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旧紙幣の種類と買取相場

旧紙幣の扱いになっている種類と、その価値をご紹介します。


江戸時代の「藩札」

江戸時代はまだ大判小判をはじめとする、小銭が主流でした。166年代から、それぞれの藩が独自に発行していた紙幣が「藩札」です。 たとえば「水戸藩」「鳥取藩」など、当時の藩ごとにデザインが施され、藩内で流通していたためとても種類が多いところが特徴です。


買取相場は状態によって左右されますが、めずらしい紙幣として数万円の買取価格がつくこともめずらしくありません。


太政官札(だじょうかんさつ)

発行時期は明治元年〜2年と短いですが、明治元年から発行された記念すべき紙幣です。 流通がはじまってすぐ偽札が作られるようになったため、回収と交換をする事態になりました。そのためわずか2年程度の発行に留まり、現存枚数もそこまで多くありません。


10両札、5両札、1両札のほか、1分札、1朱札の合計5種類が作られました。デザインは龍と鳳凰が描かれており、今でもコレクターの間で人気があります。


明治通宝

明治通宝は1872年から発行されていた紙幣です。国内製造ではなく、ドイツに依頼していたことから別名「ゲルマン紙幣」とも言われています。 10銭と20銭と半円、そして1円から100円まで合計9種類が発行されました。特に50円券が少なく、100円券も現存する数が少ないとしてプレミア価格で取引されています。


中には数十万円の値がつくこともあるため、自宅や実家の金庫や蔵に眠っている紙幣を見つけたら、多少汚れていても処分せずに買取に出しましょう。


国立銀行紙幣(旧券)

国立銀行紙幣は旧券が1873年から発行されました。紙幣と同じ価値の金と交換できることが保証された「兌換紙幣」であり、今のお札の形態につながっています。 中でも10円、20円の券は非常に現存数が少なく、幻の紙幣とも呼ばれています。


そのため、きれいな状態で見つかる事があれば、数十万円以上の値段がつく事もめずらしくありません。


国立銀行紙幣(新券)

新券は国立銀行紙幣と違って、不換紙幣として発行されました。これは金や銀の確保が難しくなったため、作られた新しい紙幣です。 どちらも発行からおよそ30年程度で、通貨としての発行は終わりました。


旧兌換銀行券(日本銀行券)

日本銀行券は1885年から、中央銀行が発行した初となる紙幣です。


デザインは金運を司る七福神でおなじみの大黒点が描かれており、紙幣の見た目も高い人気を誇っています。1円、5円、10円、100円の4種類が発行されました。


軍用手票

軍用手票は1877年から発行されていた、大日本帝国の勢力下にあった地域に発行されていた、擬似紙幣のことです。別名「軍票」ともよばれており、軍隊が物資調達する際に現地で使われていました。


中でもシベリア出兵軍票、日露戦争軍票などは、希少価値が高い軍用手票として知られています。額面は10銭から20円までと幅広く、対象となる発行地域によってお札の額面の種類はさまざまありました。

今でも使用できる旧紙幣の種類

現在発行されていないものの、今でも使用できる旧紙幣は多くあります。 昭和、平成に発行されている一万円札をはじめとするお札は、今も継続して使えますがデザインが異なるため、コレクター価値が高いのです。


聖徳太子デザインの旧紙幣


聖徳太子が印刷されている紙幣は、1958年から発行されました。現行紙幣の中でももっとも古く、1986年までと長期に渡り作られてきました。 聖徳太子は旧紙幣の中でも、もっとも知名度が高い種類と言えます。


旧一万円札だけに限らず、百円札、千円札、五千円札など、さまざまな額面に聖徳太子がデザインされています。 今では聖徳太子を紙幣に使っていないものの、コレクター人気は変わらず高いため、レアリティが高い紙幣なら額面以上の価値がつくこともめずらしくありません。


伊藤博文の千円札

1963年からは伊藤博文が千円札の肖像として使用されてきました。聖徳太子の千円札は番号が「B号券」になりますが、伊藤博文は「C券号」と呼ばれています。 現行でも使用できるため、通常は額面どおりですが未使用やピン札といった希少性が高いものであれば、プレミア価格がつくこともあります。


福沢諭吉の一万円札

福沢諭吉の肖像が印象的な一万円札は、1984年から2007年(昭和59年から平成19年)まで発行されました。 また、平成5年以降はデザインが変更され、現行の一万円札も福沢諭吉が使用されています。


ただし、2024年7月3日から新紙幣の発行が開始されます。これまで昭和の末期からずっと福沢諭吉が一万円札の顔でしたが、渋沢栄一に変更されるのです。 福沢諭吉の一万円札は複数のデザインがあるため、それぞれの種類によって中古市場での価値が異なります。


岩倉具視の500円紙幣

1951年からのB号券、1969年からのC号券と、2タイプの500円紙幣が存在します。 今でも使える現行紙幣のため、基本は額面通りの買取です。ただしエラープリントなど、めずらしい500円紙幣の場合は買取価格がアップする可能性があるため、両替しないで査定に出すことをおすすめします。


藤原鎌足の200円紙幣

1945年から1年未満で発行が終了した、希少な200円紙幣です。この藤原鎌足のデザインは、終戦後の新円への切り替えによって、ほとんど現物が残っていません。 シワがない、折り目がついていないなどの状態だと、通常の価格よりも5倍や10倍などの価格がつく可能性もあります。


板垣退助の100円紙幣

1953年に発行された100円紙幣は、板垣退助がプリントされています。今でも使用できるため、そのままでは額面通りの価値です。 ただし、未使用やピン札はプレミア紙幣として扱われるため、買取価格がアップする可能性があります。


旧紙幣が高く売れるレアな特徴3選

旧紙幣の中でも、外見的な特徴があるものは希少価値が高まります。すると額面以上の買取価格につながることもあるため、売りたい紙幣があればチェックしてみましょう。 中でもレアな旧紙幣として、コレクターの間で高値で取引されている3つの例をご紹介します。


耳つき紙幣

耳つき紙幣とは、一万円の縁が本来よりも広くなっているデザイン。裁断時に紙の端などの一部が折れたままだったなど、きれいにカットできないことでまるで紙幣の一部がはみ出したり、幅が広くなったりするのです。


これは印刷全体に起きることで、たとえば書籍なども裁断時の紙の状態により、一部がはみ出したような裁断ミスがあるものも存在します。 希少価値があるだけでなく、別名「福耳つき紙幣」と呼ばれるように、縁起物に数えられています。今ではめったに見かけませんが、昔は今ほど印刷技術が発達していなかったため、このような耳つき紙幣が発行される機会もあったのです。過去には福耳つきの500円札が、50万円の値段がついたという例も存在します。


印刷ミスやズレ

印刷ミスやズレなどの紙幣を「エラープリント」と呼びます。このエラープリントはさまざまな種類がありますが、代表的なものは次のパターンです。

・絵柄の上下左右の印刷位置がズレている
・絵柄同士が重なってしまっている

・本来の紙幣と違った絵柄で印刷してしまった

・紙幣の一部が空白・両面とも同じ絵柄で印刷されている


これらのエラープリントは、たとえ1ミリの印刷のズレでも本来より高い値打ちがつけられています。

また、昔の旧紙幣で存在するエラープリントが、紙幣の一部が空白、表と裏どちらも同じ絵柄という希少な紙幣です。偶然最終検査も突破し、市場に流通した旧紙幣だからこそ、その分非常に高い価値がつけられるのです。


記号間違い

コレクターの間で人気が高い旧紙幣が、記号間違いのデザインです。本来お札は、記号が2か所に印字されています。 エラープリントの中には、この記号がそれぞれ異なるというめずらしいミスの旧紙幣が存在します。


紙幣はアルファベットと数字の組み合わせで印刷されていますが、たとえば左上と右下のアルファベットが違ったり、少し数字がズレたりしていたりするケースがあります。 本来は発行後に発覚したら回収されていますが、そのまま流通することもあり、とても希少な紙幣としてコレクター人気が高いのです。


メクレ

数あるエラープリント系の旧紙幣の中でも、もっとも見かける機会が少ないとされるレアなデザインが「メクレ」です。 このメクレは紙幣の一部が破れている状態で印刷した結果、まるで穴が開いたように見える印刷です。 破れてめくれている部分に、印刷されるため表裏の印刷が一部逆になったかのような、不思議な見た目が特徴です。 取引事例もとても少ないため、売却する場合は額面の何百倍、何千倍もの買取価格がつけられる可能性が高いのです。


発行番号がレアな旧紙幣

現行でも使用できる旧紙幣は額面どおりの価値が基本ですが、発行番号しだいでは高値が就く可能性もあります。 たとえば、ゾロ目や連番、縁起が良いとされる数字です。人気のある数字は、コレクターだけでなく、金運アップにつながるとして幅広い層に人気です。


・ゾロ目

・トップ番号(アルファベット以降の数字が000001)

・キリ番(100000など)

・階段(123456)

・サンドイッチ(211112など最初と最後の同じ数字から挟まれている数字が同じ)

・アルファベットがAスタート


ゾロ目やキリ番などの数字のほかに、旧紙幣では1からはじまるトップ番号と呼ばれる発行時期が早い紙幣も人気です。 また、階段やサンドイッチといったバランスの良い数字など、紙幣だからこそ人気の数字があります。紙幣の発行が新しいものはアルファベットでも見分けられます。 紙幣は「AA」からはじまり、次に「AB」~「AZ」まで続きます。次は「BA」からスタートして、最後は「ZZ」まで進むと、色を変えて「AA」から再スタートする流れです。つまり「AA」からはじまる旧紙幣は、発行時期が最初期であり、とてもめずらしい種類と言えるのです。 AAよりもさらに希少な「A」の数字は、個人所有ではなく施設への寄贈がほとんどです。市場に出回ることが非常に少ない分、旧紙幣の中でもトップクラスのレアリティを誇るのです。


旧紙幣を高く売るためのコツ

旧紙幣を少しでも高く売るには、次のポイントをおさえておきましょう。せっかくの旧紙幣だからこそ、売却するのなら価値を認めてもらえるところに売るよう心掛けてください。


紙幣の買取実績が豊富なお店を選ぶ

紙幣の買取実績が豊富で、旧紙幣や古銭の知識があるお店に買取を依頼しましょう。幅広く買取しているリサイクルショップなどもありますが、旧紙幣は種類が多く価値のあるものを判断するには専門家の知識が必要です。


リサイクルショップは取り扱う商品の幅が広いからこそ、必ずしも専門的な鑑定士がいるとは限らないのです。中には状態や数字のみをチェックして、ほかの希少価値に気づかないなど経験が少ないスタッフの鑑定になってしまうかもしれません。


まとめて売却する

旧紙幣を見つけたらまとめて売却しましょう。旧紙幣や古銭を一緒に鑑定するだけでなく、もし売りたいものがあれば骨董品や美術品、ブランド品などほかのジャンルの品々も持ち込むことをおすすめします。


単品よりもまとめて売却すると、その分お店側にとって買取の負担を減らせる分、買取価格に反映しやすいのです。不要なものがあれば、セットで売却することを心掛けておきましょう。


複数の業者に査定を依頼する

旧紙幣は査定がむずかしく、買取価格もお店によってさまざまです。まずは複数の業者に査定を依頼して、そのうえで納得のできる業者に買取を依頼しましょう。


複数店から査定してもらうことで、だいたいの相場を把握できます。複数店舗に行く時間をとれない場合は、出張買取やLINE査定など来店以外の査定方法を活用してください。


まとめ

旧紙幣はコレクターの間で人気が高く、中でも旧一万円札をはじめ、製造枚数が少ない江戸や明治時代の紙幣は歴史的な価値もあります。 このような旧紙幣を売却するのなら、紙幣や古銭の買取実績が豊富なお店を選ぶことがとても大切です。また多少汚れや破れがあっても、古い紙幣であれば買取できる可能性も十分にあります。 まずは価値があるかどうか知りたいといった方こそ、鑑定をご依頼ください。

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旧紙幣は種類が多く、発行時期やデザインもさまざまです。だからこそ鑑定には専門的な知識が必要であり、きちんとその価値を見極められる鑑定士が大切です。


おたからや尾島安養寺店では豊富な実績と経験を持つ鑑定士が、お客様のお品物を1つ1つ丁寧に鑑定いたします。店頭買取のほか、出張買取も承っていますのでお気軽にご相談ください。

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